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華川ヤマメ祭り(ファチョンサンチョノチュクチェ)

ヤマメの穴釣りとは? : 毎年冬、厳しい寒さで 30cm以上コチコチに凍ってしまう華川川(ファチョンチョン:화천천)の上で、氷に穴をあけ 1等級の河川にのみ生息すると言われるヤマメを釣ることです。釣り具にはギョンジデ(糸巻き釣り竿)や小型のリール釣り竿が使われ、水質汚染防止のために生餌は禁止されており、当日の天気などを考慮してワーム、メタルジグなどのルアーを使います。取ったヤマメは新鮮なさしみ、焼き物、煮物などにできます。(祭りのホームページから引用)

期間 : 2015.01.10(土)～2015.02.01(日) 08:30～18:00
場所 : 江原道華川郡華川川(カンウォンドファチョングンファチョンチョン:강원도 화천군 화천천)及び 3つの邑面(ウンミョン:읍면)一帯(江原道華川郡華川邑重利(カンウォンドファチョングンファチョンウプジュンリ:강원도 화천군 화천읍 중리)186-5)

詳しい情報

体験料 :

宿所 : パロホペンション (江原道華川郡華川邑アリ 95番地)

1月 29日(木)の午後に華川ヤマメ祭り会場に向けて出発しました。ソウルの開浦洞(ケポドン:개포동)を基点とし、ソウル春川(チュンチョン:춘천)高速道路を利用して 134kmの距離。ドライブインで10分休む時間を含めて約二時間半かかりました。

わりあい早く到着したパロホペンションは、ヤマメ祭り会場から約 1.5km 離れた所なので、非常に近くに位置しています。韓屋(ハノク:한옥)と写真のような丸太造りの2階建てタイプのペンションがありましたが、私は丸太造りの方を選びました。木曜日の宿泊だというのに、祭りの余波でシーズン中と同じ部屋代でした(15万ウォン)。

インターネットで見たものと実際のペンションは違いはないものの、非常にきれいに管理されている所だという印象ではありませんでした。でも、基本的なものはしっかり整っていたし、部屋は暖かかったです。トイレは清潔で、温水はちゃんと出たし、備え付けのシャンプーやボディーシャンプーなども中級クラスだったように見えました。

2階にはベッドとテレビがあって、ベランダからは正面の川がよく見える開けた展望でした。

ペンションの前には、江原道の典型的な川と雪に覆われた山が、冬風景をかもし出しています。一枚の山水画を見ているかのような冬の趣が感じられました。

夕食を取ろうと華川市内に 1.5kmほど戻った所で出くわしたカワウソの像です。冬祭りの雰囲気を高めるために丘にわざわざ水をひき、凍らせて氷の国を作り、その手前にこの河川に実際に生息しているカワウソの銅像が作ってあります。

カワウソの像のあるここが祭りの会場に行く華川川が現われる所です。右手に行けば春川ダム、左手に行けば平和のダムが現われると標識に記されています。

町内の住民があちこちで案内をしていました。華川郡の郡民全体が参加するに値する祭りのようでした。

川に沿ってあちこちにヤマメを象徴する飾りがしてあります。

華川の清い川と雪に覆われた山はまるで一枚の東洋画のようです。写真のわくを黒くして見たらまるで窓の外の風景を見ているかのような感じを与えてくれます。

宿所で荷物を解いて市内に出ると、頭上にはいろいろな魚の形の電燈がたくさんありました。祭りの雰囲気にふさわしい、色とりどりのヤマメ模様の照明が群れをなして泳いでいるかのようです。夜になるともっときれいに目立つでしょう。

市内には私たちにお馴染みのフランチャイズのチェーン店も多くありましたが、あちこちにこうした素朴な商店街の風景も共存していました。

焼きいもの車でもありそうな路地に、代わりに紅ズワイガニの車がありました。トラックに積まれたおいしそうな紅ズワイガニから蒸気がムラムラとあがっていました。

通りを照らす魚のあかりは、近くで見ても遠くから見てもきれいです。近くで見ると丸っこいお腹としなった胴がけっこうかわいいです。

華川郡民の美しい心がヤマメになって空を照らしているかのようです。

夜になると仙燈街(ソンドゥンゴリ:선등거리)は、まるでテーマパークにでも来たかと思うくらい派手になります。

華川の周辺には軍の部隊が多くあり、他の所ではなじみの薄い軍人専用の店がたくさんありました。ここに出入りする若い訓練兵のことを想像したら、ほほ笑ましくももの悲しい思いになります。