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Start
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ヤマメ祭り
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華川商店
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仙燈街
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仮設舞台
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穴釣り場
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魚
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Finish
頑張って釣りを楽しんだら、今度はお腹を満たす番。 釣り場のすぐ向こう側には取ったヤマメを焼いてくれる大きな火ばちがありました。まるで巨大な焼き芋機のようです。一匹二千ウォンで湯気の上がる焼き魚を味わうことができます。所要時間は約15分くらいです。
番号札をもらって、すぐ横のさしみセンターに向かいました。
二千ウォンで取った魚をさしみにして食べることができます。チョジャン(さしみのたれ、초장)につけて口に入れると、しこしこした歯応えが逸品です。直接釣らずにヤマメのさしみを食べようと思ったら三万ウォンも出さなければなりません。もちろんここまで来て直接釣りをせず味だけ見て行く人はいなさそうです。直接釣った魚を食べてこそ味が格別に感じられます。
おいしくさしみを食べているうちにいつのまにか15分が経ったので、焼き魚をもらって来ました。気をつけながらアルミホイルをあけると、熱い湯気があがっておいしそうな焼き魚が現われます。たいして期待をしていませんでしたが、あっさりしてやわらかく格別な味でした。
こっちは素手でヤマメを捕るイベントをする所です。こんな寒い冬に冷たい水に飛び込む人がいるのかと思いましたが、すごく人気のある場所だそうです。恋人や自分の子どもたちの前では、みんなカッコつけたいようです。参加者はもちろん、見ている人も興奮する行事なので、これが開かれる時は取材の熱気も熱いそうですが、残念ながら今日は平日なのでやっていませんでした。
スケートの貸出所ではスケートを借りた子どもたちに直接ヘルメットをかぶせてあげています。川でスケートを楽しもうという子どもたちが3、4人集まって来て氷の上に出撃する準備をしていました。天然のリンクですね。
氷上で自転車に乗る姿が見えたので近付いて見ると、不思議にも丸い前輪の代わりにソリの刃が付いている氷上用自転車でした。
私が小さい頃にあった氷上ソリがまだあるんですね。頑張ってこぐので腕は痛くなりますが、早さくらべをしようとみんな楽しそうです。
揚げたてのホットドッグの誘惑に負けて私も一つ買って口にくわえ、道を歩き続けました。
入場券に含まれていた商品券はこの地域の農産物を購入するのに使いました。品質の良いピーナッツ、山菜、穀類などを買うことができました。
もう一度踏み切りを渡って車に向かいました。
私たちが喜んで焼いて食べ、さしみにしたヤマメの正体が気になって調べたら、サケ科のマスが海に行かずに淡水に適応した種類のようです。まわりの人にあげてもまだ残っていたヤマメを冷蔵庫に保管しておいて、思い出を振り返りながら焼いて食べるつもりです。
韓国には地方自治体が主催するたくさんの地域祭りがあります。最も代表的なのは咸平(ハンピョン:함평)のチョウチョ祭り、高揚(コヤン:고양)の花祭り、順天湾(スンチョンマン:순천만)の庭園祭りなどがあります。華川のヤマメ祭りは非常に成功的な地域祭りとして定着していると思います。その理由はまず、入場料で出した金額をらくらく回収できるほどよく獲れるヤマメの穴釣り、そして 2万 4千個以上のヤマメをかたどった電燈を地域のあちこちに配置して、同一イメージを形状化させた点、また、穴釣り以外にも雪の彫刻、氷上ソリ、ルアー釣り、氷上自転車、ヤマメの素手づかみなど様々な行事を企画、提供しており、家族や恋人連れが一緒に楽しめるようにした点などを挙げることができます。ソウルから二時間の距離なので、ソウル市民だけでなく、韓国を訪れた観光客にもかなり魅力的な体験スタイルの観光の代名詞になると思います。