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河東(ハドン), 光陽(クヮンヤン), 求禮(クレ) #4 - 河東(ハドン)の「崔參判宅(チェ・チャンパンテク)」 - (Korea Tour)
Holiday Journal
Last Modified : 2017/02/17

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朴景利(パク・ギョンリ)の大河小説「土地」のメイン舞台河東の「崔參判宅」


朴景利(パク・ギョンリ:박경리)の小説「土地」を知らない韓国人はいないと思います。1969年から執筆が始まったこの小説は、おおよそ26年かかって完成しましたが、1897年から1945年の光復までの長い期間、朝鮮半島と日本、そしてロシアにまたがる地域を背景にしています。その中で主人公のソヒとギルサンの幼い頃の背景となる場所が河東にある「崔參判宅(チェ・チャンパンテク: 최참판댁)」ですが、ここは蟾津江(ソンジンガン:섬진강)の流れに沿って広がった広い平野の裏手に静かに位置しています。




駐車場に車を止めて5分くらい歩いていくと崔參判宅に着きますが、そこまでの通りにはいろいろな品物を売る商店が並んでいます。ゴム靴きれいですね。白のゴム靴は私も一足持っていますが、素足で履いたらかかとが擦りむけるくらい痛かったんですよ。最近は靴がかなりやわらかく、きちんとした物が出回っているせいか、まめ一つできる心配もないからでしょうかね。




ここが入り口です。岳陽面平沙里(アギャンミョンピョンサリ:악양면 평사리)一帯の崔參判宅とこの辺りのわらぶき屋根の家は、すべてドラマ撮影のセット用に作られました。実存人物の家ではないということです。しかし小説やドラマを見た人にとってここは、作品の中に入って来たかのような錯覚に陥るほど精巧によくできていました。





いちいち数えるのが大変なくらい、ここは多くのドラマや映画の撮影場として使われましたが、代表的なドラマでは「土地」、「ソウル1945」、「食客」、「太陽を抱く月」、「飢狼使道伝」、「秘密の扉」などがあり、映画では「出会いの広場」、「観相師」、「群島」などがあります。





入り口から入ってみましょう。ここは他のセット場よりも少しリアルで細かく作られていて、実際に人が住めるくらいよくできています。





ジュンムンチェ(門からサランチェに続く別棟の建物)の壁にぶら下がった日用品などからして、本当に人が住んでいると言っても信じられそうですね。ここにある建物はすべて小説の主人公チェ・チスとチェ・ソヒ一家がドラマの中で暮らした所です。





グルロンセ(輪回し)、こま、チェギ(蹴鞠)、めんこ! 肥料の袋で作ったようなめんこですね。幼い頃、これを取ろうと鼻水垂らして地面で遊んだ覚えがあります。床下にめんこをいっぱい入れておくと母さんが全部捨てろとどなったりしたものです。





台所の後ろにはきびやとうもろこしをこうして乾かす風景は幼い頃よく見た光景ですが、このごろは都市では決して見られない風景になりましたね。ほのぼのとします。





夏に収穫したとうもろこしをこうやってよく乾かしておいて、冬に煉炭の火や薪の中にこっそり放り込んで焼いて食べると、その味は何とも言えませんね。本物のとうもろこしなのか小道具なのか見分けはつきませんが、想像しただけでもよだれが出てきそうです。





サランチェ(昔の家屋の男性の部屋)には本物のおじいさんが一人部屋の中に座っています。あの方はここに住んでいる方ではなくて、観光客に徳のある話をしてくれる方です。「おじいさ~ん」と呼んで部屋に入って行けば、生きて行くのに為になる良いお話を10分くらいしてくれますので、関心があれば入って行って聞いてきて下さい。無料ですから。





韓屋はどこもかしこも本当にきれいな建物です。靴を脱いでおく踏み石と礎、それに柱や床も本当に美しいですね。これがドラマのセット場だなんて信じられないくらいよくできています。





庭先の池にあるこの建物はビョルダンチェ(別棟)です。花と水と美しい家まであるところからして、女性の居住空間っぽいですね? ビョルダンはアンチェ(昔の家屋の女性の部屋)の近くに建てられる建物ですが、ここはその家の娘が花嫁修行を受ける空間です。ほら、ドラマや映画で「ビョルダンアッシ(アッシ=お嬢さん)」と言う言葉を聞いたことがあるでしょう?





ヘンランチェ(使用人の部屋)続きにあるソスルデムン(高く作った門)を開けると、蟾津江や広い平野が見渡せる方向になっていますね。四季おりおりの自然が変化する風景をそのまま鑑賞できる構造ですね。実際に昔の両班(ヤンバン、特権階級の身分)の家柄では、個人所有の野原を眺められるように家を建てるケースが多々あったようです。





裏に出ると竹林が静かに続いていますね。ここを初めて見た時、ドラマ「飢狼使道伝」のシーンが目に浮かびましたが、実際の撮影場だそうです。正確に覚えてはいませんが、思い出したところからして、少しはどこかに記憶が残っていたようですね。





竹林の中間に祠堂(サダン)が一つありますが、ここもどこかでよく見た気がしませんか? 「土地」でキルサン一行が満洲に発つ前、ソヒがここでいとまごいをした所です。そうして悪縁のジョ・ジュングと出くわした場所ですね。





ドラマを知っているともっと楽しいし、知らなくてもかわいらしい所には違いありません。セルカ棒を持って恋人同士笑いながら写真を撮って散策する姿が微笑ましいですね。そして二十歳の年齢が羨ましいです。





崔參判宅の周辺にはドラマの登場人物が暮らした家があちこちにありますが、ドラマを見た人なら「そうそう」と言いながら見られる所です。





もう一度言わせてもらいますが、ドラマを見ていなくても、それ自体が充分美しい所です。





イ・ピョンイの家、ヨンイの家、ボンギの家などテレビドラマ「土地」で見た家が素朴にたっていますね。庭先には春の花木が植えられていますが、春の日差しの暖かい石垣に沿って小道を歩きながら見物する楽しみが思いのほかいいですね。





わらぶき屋根にひそむ虫を食べるために人が横を通ってもびくともしないスズメも多く、





ああ、びっくりした。にせ物だと思ったのに、あの子たち本当に草をついばんでいますね。誰の牛なのかわかりませんが、本物の子牛二匹をセット場の中で育てていますね。何がニセモノで何が本物なのかよく区別がつきません。新鮮な体験ですね。





わらぶき家の中では観光客が泊まることができる宿所(キム・フンジャンの家とキム・ピョンサンの家の二軒)もありますが、ここは個人の運営する所ではなく、河東郡で運営している伝統韓屋の宿泊体験村です。





多くの都市の韓屋体験館の中でわらぶき屋根の家で寝泊まりできる所は数少ないですが、私が見たところでは(他の所にもっとあるかもしれませんが)順天(スンチョン:순천)の樂安邑城(ナガンウプソン:낙안읍성)と河東の崔參判宅の二ヶ所にあるようですね。





私も初めはここで宿泊しようと思いましたが、最低三日前に予約をしなければならないそうで、仕方なく他の所に行きました。現代式の宿泊施設にはトイレやシャワー室が家の中にあって便利ですが、外にあったらどうでしょうか。こんな趣のある所でひと晩過ごせるというのも魅力的です。宿泊料も安いし。暖房も薪をくべてくれるのですから、この上ない待遇(錦上添花)ですね。



Map


+ 住所 : 慶尚南道河東郡岳陽面坪沙里道(キョンサンナンドハドングンアギャンミョンピョンサリキル)66-7

+ 電話 : 055-880-2960

+ 入場料 : 大人 1,000ウォン、中高生 800ウォン、子供 600ウォン

+ 伝統韓屋宿泊料 : 平日 35,000ウォン、週末 50,000ウォン

+ 利用時間 : 09時 ~ 18時 (年中無休)




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Writer : Mazinger
 | Travel regions : South Korea
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